♪おすすめの新刊2019.5.23
<絶筆/ 野坂昭如 >この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう──脳梗塞で倒れながらもいくつもの連載を持ち、作家として書き続けた12年。酒も煙草もやらずに過ごすリハビリの日々、混迷する現代社会への警鐘、自らの複雑な生い立ち、そして「火垂るの墓」にも描かれた敗戦前後の悲惨な体験。急逝するわずか数時間前まで書き続けた日記に、揺れ動く時代を浮き彫りにした最晩年のエッセイを収録。

 ♪おすすめの新刊2019.5.23
<開高健短篇選/ 大岡玲 >ノンフィクションや釣魚紀行など様々な分野に多芸多才ぶりを発揮した作家、開高健(1930―89)。その創作の原点である短篇を、文庫としてはこれまでにない規模で精選・収録。デビュー作、芥川賞受賞作から、ヴェトナムでの戦場体験や阿片吸引をモチーフにした中期の傑作をへて、死の直前に書き遺された絶筆まで、作家の生涯を一望する全11篇。

 ♪おすすめの新刊2019.5.20
<人生はどこでもドア リヨンの14日間/ 稲垣 えみ子 >
何の準備もせずに、いきなりヨーロッパへと旅立った稲垣えみ子。遠い異国の地で人とつながろうと奮闘する中で見えてきた、幸せの形とは?

  ♪おすすめの新刊2019.5.20
<本と鍵の季節/ 米澤穂信>堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。

 ♪おすすめの新刊2019.5.20
<信長の原理/ 垣根 涼介 >吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。だが、信長には幼少期から不思議に思い、苛立っていることがあった―どんなに兵団を鍛え上げても、能力を落とす者が必ず出てくる。そんな中、蟻の行列を見かけた信長は、ある試みを行う。結果、恐れていたことが実証された。神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。天下統一を目前にして、信長は改めて気づいた。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだ―。

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